Monetha共同創設者、Laurynasとのインタビュー

 


Monetha共同創設者、Laurynasとのインタビュー

職歴について少し教えてください。製品構築の分野にはどのように入ったのですが。

私はいつもモノ作りが好きでした。テクノロジーを活用して、すごい製品を備えた素晴らしい会社を作り上げる方法を常に考えています!

専攻分野として工学(もしくは製品開発)は勉強しなかったのですが、製品工学と開発面について学び、本を読む時間をたくさん取りました。読書と物事の細かい部分に首を突っ込むことが好きなのです。心からエンジニアなんでしょうね。人生、製品、会社がエンジニアですから。

学部生のとき、私は約20名のチームによるデジタルアウトドア広告企業の創業者CEOで、ベンチャーキャピタルより30万ユーロを得ました。前の会社でも私はCEOだったのですが、製品にはかなり関わりを持っていました。迅速に実験をおこない、ビジネスニーズとユーザーのフィードバックを結び付け、ロードマップに取り組む一方で、製品の機能的および非機能的な要件を定義しました。企業と同時に製品を作り上げるのです。かなり楽しかったですね!


印象的な製品を作る際には、どういうところが好きですか?

世界にインパクトを与えながら、人々が愛する驚くような製品を備えた素晴らしい企業を作り上げることです! もっとやりがいがあって冒険心にあふれ、有意義なことがすべて一度にできるなんて、他にはないですよね?!


並外れた製品を有する企業を作り上げた哲学は何ですか?

この哲学は以前に言ったのですが、広い意味でテクノロジーは非常に強力なツールであり、世界に多大な影響を与えると思います。ブロックチェーンのような新しく来るべき技術的なバーティカル周辺で、企業と新製品を作り上げるには…。

日常的な哲学についてもっと言うなら、簡単です。エンジニア、データ科学者、マーケティング、設計などの人たちにより構成される実験志向、独立的、そして部門横断的なチームで、できるだけ多くの実験を自力でおこない、製品に加える変更が決定できることです。これらの実験をおこないながら、実際に製品はどのように使用されるのか、顧客にとって何が重要で、彼らが最も価値があると思っているのは今のところどの部分で、価値を見い出せないのはどこなのかについて、非常に多くの見識がもたらされます。

簡単に言うと、

1) 仮説をいくつか挙げる。
2) 実験をおこなう。
3) 結果を測定して、統計的にどれほど重要なのかを理解する。
4) 変更をおこなう。
5) 繰り返し。

これにより、迅速に行動し、顧客が自社製品の何を高く評価しているのかを理解し、それに対して集中することができます。いったん顧客が最も高く評価しているものが分かると…。成長のエンジンが作動して、規模の拡大が可能です。でも、これは別のトピックで…。

さらに、主観性とさまざまな関係者の先入観を避けるために、全ては測定されることが必要です。


Monethaのアイデアはどのように思い付いたのですか? 製品のどういうところが好きですか?

以前の会社を率いていたときでさえ、AI、ブロックチェーン、VR、オートノマスなど、新しく来るべき、そして進化していくテクノロジーの「パラダイム」はどのような種類の課題が解決可能なのかについて、私はいつも考えていました。ブロックチェーンについて本を読み始めると、ブロックチェーンは現存するたくさんの問題を解決してさまざまな業界を分裂されるためにどれほど役に立つのかについて、はっきり理解できました。それらは、信頼評判の問題を引き起こす商取引における情報の非対称性、レガシー金融システム、自動的および自律的業界、そしてさらに多くのことについてでした。運命の巡り合わせで、私の友人はブロックチェーンの新興企業を立ち上げ、そこに私が少額のエンジェル投資家として参加したのです。

この時点では長年の友人であるJustasと、どのブロックチェーンが問題解決できるかについてさまざまなアイデアの議論を始めました。支払いに集中したレガシー金融システムは、私たちが取りかかり始めた明らかな問題でした。Andrejがチームに加わると何時間にも及ぶセッションを続けて、商取引の評判に基づくブロックチェーン(支払いの事実とリンクしている)は数多くの課題が解決できる非常に強力なアイデアだと思い付いたのです。正確に言うと、評判については一般的に以前から解決されていませんでした。オンラインIDの身元に関する問題をうまく解決した唯一の企業はFacebookだと、私たちは思いました。しかし、オンラインIDは世界的な商取引の中で信用問題を解決するには、最善のツールではありません。その際に私たちは「なるほど!」と感じたのです。

Monethaの最も良い部分は、評判はあなたものであるということです。それは商取引に対して真実を示す一種のIDであり、いかなるプラットフォームにも属しません。どこで販売するにしても、さまざまなプラットフォーム上でそれは共有可能です。

このようなビジョンを我が社は持っています。

ドライブするには、運転免許が必要です。
旅行するには、パスポートが必要です。
グローバルな商取引に参加するには、Monethaの信用が必要です。


Monethaで起こった面白い話を教えていただけますか?

バルト諸国で最も大きな法律会社の1社であるTGS Baltic は、Monethaのパートナー企業です。ある日、彼らの会社パーティーがあり、ゲスト出席者は誰もがビジネススーツを着ていたのですが、私とJustasはMonethaのソフトウェア開発オフィスからMonethaのTシャツを着たまま、そのパーティーへ行こうとしたのです。入り口近くに着くと警備員がいて、ドレスコードがあるからという理由で私たちを中に入れようとしませんでした。しかし、中に入ると参加者のほとんどが私たちのところに来て、Monethaとは何かを聞いたり一緒に写真を撮ったりしたのです。ある意味、Monethaはそのイベント全体の見どころになりました。